なかなか給料が上がらず、何とかして収入を増やしたいと考えている方は多いのではないのでしょうか？この記事では、給料が上がらない理由と上げるための方法を、個人単位にフォーカスしてご紹介していきます。
給料が上がらないと不満が募る状況を打破するためにも、自分自身を振り返る意味でぜひ参考にしてみてください。
給料が上がらない理由は？
日本で給料が上がらない理由は会社の業績などの影響も当然あるかと思いますが、あえてこの記事では、会社や経済については触れず、個人の理由のみにフォーカスして紹介していきます。
自身が見つめ直して見るべきポイントをご紹介
個人の理由で給料が上がらないパターンをいくつか紹介していきます。思い当たることがある場合には、ぜひできる範囲で改善できるように努力してみましょう。
業務に必要なスキルや知識が不足している
スキルや知識の不足は、給料が上がらない理由の一つです。現代のビジネス環境は、急速に変化しており、新しい技術や方法が登場し、競合相手が増えることで市場が拡大し、価格競争が激化することもあります。
このような状況で、スキルや知識が不足していると、他の社員と比べて、生産性が低く、業務の質が低くなってしまい、会社にとって貢献度が低くなるため、給料が上がらない原因となることがあります。
例えば、IT業界では、新しい技術やプログラミング言語が次々と登場しています。そのため、現場で使用されている技術や言語を熟知していることが求められます。もし、自身がその技術や言語に不慣れであれば、他の社員と比べて、業務の遅れや品質の低下が発生する可能性があり、評価や給料に影響してしまうでしょう。
ただ、スキルや知識不足を解消し、自分自身の能力を向上することができれば、給料アップにつながる可能性があります。
求められるコミュニケーション能力に達していない
コミュニケーション能力不足も、給料が上がらない理由の一つになるでしょう。
現代のビジネス環境は、チームワークを重視する傾向があり、効率的なコミュニケーションが求められています。もし、自身がコミュニケーション能力が足りないと、チームメンバーとのコミュニケーションに支障が生じ、業務の遅れや品質の低下が発生する可能性があります。
そのため、コミュニケーション能力が低いと、会社にとって貢献度が低くなり、給料が上がらない原因となることがあります。
コミュニケーション能力は、聴く力、話す力、伝える力、協調性などが必要とされるため、簡単には向上させることができません。しかし、練習や改善することで、スキルアップが可能です。
下記の記事では、コミュニケーション能力が高い人がコミュニケーションを図る時に意識していることを紹介していますので、苦手に感じている方は下記の記事を読んでみてください。
業務効率が悪い
業務効率が悪いことも、給料が上がらない理由の一つに挙がります。
業務効率が悪ければ、当然生産性が低下し、プロジェクトも順調にスケジュール通りに進まなくなってしまうでしょう。さらに、効率化できていないということは、ミスが生まれる可能性も秘めています。
さらには、プロジェクト全体の遅延を発生させてしまうということは、自身だけでなく、他のチームメンバーにも悪影響を及ぼします。フォローしてもらうために他の業務の質が下がってしまう可能性もありますし、それによって、チームワークが悪化する可能性もあります。
以上のように、業務の効率性が低いことが、給料が上がらない理由の一つになることがあります。会社は生産性や利益を重視しているため、業務の効率性が高い人材を求めていることを認識し、業務効率をよくすることを心がけましょう。
仕事に対するモチベーションが低い
仕事に対するモチベーションが低いことも、給料が上がらない理由の一つになりますが、先ほど紹介した業務の効率性が低いのと同じように以下の結果を招いてしまいます。
- 生産性の低下
- プロジェクトの遅れ
- 質の低下
- チームワークの悪化
モチベーションが低い場合には、そもそも自分自身がその仕事にやりがいを感じることができていないことが多いため、ぜひ自分自身がどんな形で社会に貢献したいのかを見つめ直すようにしましょう。
タイムマネジメント能力が低い
給料が上がらない理由として、タイムマネジメントが上手くできないことも考えられます。仕事において重要なのは、短時間で多くのタスクを完了することです。
しかし、タイムマネジメントが苦手な場合、業務の遅延やミスが発生し、成果物の品質が低下することがあります。その結果、周囲の人々から信頼されなくなり、仕事の評価が低下し、給料アップにつながらないことがあります。
目標や成果物が定められていない
「目標や成果物が定められていない」という状況は、給料が上がらない理由の一つとして挙げられます。これは、以下のような理由から起こる可能性があります。
- 業務の優先順位が定まらず、時間を無駄に消費してしまう
- 自己評価が難しく、上司からのフィードバックを受け取ることができない
- 自身が達成した業績をうまくアピールできず、昇給や昇進の機会を逃してしまう
これらの理由から、目標や成果物を設定することが重要だとわかります。具体的な設定方法は、以下が挙げられます。
目標や成果物を定める際には、上司やチームメンバーとのコミュニケーションを積極的に行い、適切な定量目標を設定すると良いでしょう。
その際の注意点としては、過去の業績や今後のキャリアプランを踏まえ、長期的な視点で目標を設定をしましょう。
目標や成果物を定めることができていない人は、すぐに見つめ直せることですので、試してみてはどうでしょうか。
チームワークを考えず、個人で動いてしまう
給料が上がらない理由の一つとして、チームワークを意識できていないことが挙げられます。
例えば、情報共有すべきことでありながら、共有しなかったために仕事が滞ってしまったり、チーム内で持っておくべき共通認識が漏れてしまうことで、チーム全体の成果が上がらなくなることが出てくるでしょう。
このように、チームワークが悪いことが給料の上がらない原因となることがありますので、仕事の進捗や成果物の品質を向上させるためには、チーム内でのコミュニケーションを活発に行い、各メンバーが協力しあって仕事を進めることが大切です。
給料を上げるにはどうすれば良い？
ここまで挙げてきた通り、給料が上がらない理由は、会社の業績などマクロ的な理由と自分自身のスキル不足などミクロ的な理由があり、対処方法は状況によって異なってきます。
そこで、ここでは給料を上げるための方法をご紹介します。
1.スキルアップを目指す
自分自身のスキルアップに努めることで、企業に貢献できる価値を高めることができます。その結果、自然と昇給や昇進の機会が増える可能性があります。具体的には、専門分野の知識やスキルを磨くために、書籍やセミナー、研修に積極的に参加することが重要です。
これは純粋に自分自身のスキルが足りていないと感じている人が起こすべきネクストアクションとなります。
スキルアップするための方法は下記の記事で紹介していますので、そちらも併せて読んでみてください。
2.職場での貢献度やパフォーマンスを向上させる
自分の仕事において、貢献度を高めることが大切です。自分の仕事に取り組む姿勢を改善し、結果を出すことで、組織にとって不可欠な存在となります。また、自分の仕事に加えて、他の人の仕事や会社全体の課題に取り組むことも、貢献度を高めるために有効です。
これは先ほどのスキルアップと同じような内容ですが、異なる側面があります。それは、今自分自身が持つスキルと会社に貢献するための課題をマッチさせて、会社に貢献するということです。
現在いる部署内で得意な仕事を上長にアピールすることもそうですし、他部署への異動なども検討し、相談してみるのもいかがでしょうか？
3.転職活動をする
同じ職場で長期間働いていると、年に一回の昇給を待つなど、給料が上がるタイミングは限られてしまいます。そこで、転職を検討することも一つの手段です。転職により、経験やスキルを活かして新しい職場で活躍し、より高い給料を手に入れることができるかもしれません。
また、実際に転職をしなくても、転職活動をするだけでもプラスに働く面があります。それは、自身の目が「社内」から「社外」「業界全体」に広がるということです。社内で仕事をするだけであれば、今持っているスキルだけで事足りるため、スキル不足を感じることはないでしょう。
しかし、転職活動をして、実際に出ている求人の内容を見ることで、業界で求められているスキルを把握することができます。今持っているスキルだけでは業界の中では通用しないということを知るだけでも給料を上げるための一歩になるはずです。
給料を上げるために役立つ転職エージェントを紹介する記事を今後作成しますので、公開され次第、こちらの記事にリンクを設置します。
4.副業を始めて、副収入を得る
今は様々な副業サービスが増えてきていることだけでなく、会社自体が副業制度を設けるなど比較的、副業を始めることが容易になってきています。
自分のスキルや趣味を活かして、副業を開始することで、収入を増やすことができるため、収入を増やす方法としては魅力的でしょう。ただし、本業に支障が出ないように、副業に取り組む時間や場所を考える必要があります。
副業を始めたい方におススメの副業を紹介する記事を別途公開していますので、詳細はこちらを読んでみてください。
給料を上げる手段はいくらでもあり、実際に動くことが大切！
ここまでご紹介してきた通り、給料が上がらない理由はたくさんあります。
ただしかし、最近では給料を上げるための手段となる転職も副業も始めるハードルが下がってきています。
スキルアップにしても、豊富で便利なwebサービスがたくさんありますので、まずはその一歩を踏んでみることで、自身の市場価値を高めてみてはいかがでしょうか。
パーソルホールディングス株式会社が提供している「ミイダス」では、自身の市場価値を診断することができるので、まず自分がどの程度の市場価値があるのかを調べてみた上で、方向性を決めるのも良いでしょう。
