日々の生活の中でモチベーションの浮き沈みに悩まされることがあるでしょう。
モチベーションが上がれば、仕事も効率的にこなせて、成果も上がっていくでしょうが、モチベーションが下がってしまえば、仕事が手につかなくなって、上司に叱られるなど悪循環にはまってしまうかもしれません。
このモチベーションの浮き沈みが起きている原因について、みなさんは自身で理解できていますか?
この記事では、モチベーショングラフという、自身のモチベーションがどんな出来事で、どう影響を受けたのかについて時系列に並べる、自己理解を深めるために使える分析ツールを紹介します。
この記事を参考にあなたのモチベーショングラフを作成し、あなた自身のモチベーションがどんなことで上がっていくのか、下がっていくのか、振り返ってみてください。
モチベーショングラフとは
冒頭でもお伝えした通り、モチベーショングラフとは、自分自身のモチベーションの動きを時系列で追い、その変化をグラフ化する自己分析・自己理解に役立つ分析ツールです。
モチベーショングラフを作成することで、特定の出来事がどのように私たちのモチベーションに影響を与えたかを視覚的に整理することができます。
例えば、新しいプロジェクトが始まった時、あるいは挫折や困難な状況など、さまざまな人生の節目があなたのモチベーションに与える影響を明らかにしてくれます。
モチベーショングラフの最大の特長は、自己理解を深める手助けをしてくれることです。
自分がどのような状況でモチベーションが上がるのか、また逆に何がモチベーションを下げるのかを知ることで、より自分自身のモチベーションの源泉を知ることができるため、良い状態の自分を保つことができるようになります。
また、自分の強みや価値観を再確認することで、今の仕事を見直して、転職を考えたり、将来の目標設定に役立てることもできるでしょう。
では、この後、モチベーショングラフを作る目的について詳しく見ていきます。
モチベーショングラフを作る目的は?
モチベーショングラフを作成する主な目的は、自分自身のモチベーションの源泉を理解することで、どんな生き方が自分に合っているのかなど人生の指針に活かすことです。
そのため、下記のような時に役立つでしょう。
就職・転職する時
就職活動や転職活動をするときには、自分に合った職場環境や仕事内容を理解することが不可欠です。
就職活動や転職活動でどんな会社が自分に合っているかを考えるときにモチベーショングラフを作成することで、どのような状況や仕事が自分のモチベーションを高めるのかが明確になります。
そのため、「自身のモチベーションが上がること」と「仕事内容」を紐づけることで、より自分に合った仕事を見つけることができるはずです。
今後の人生を見つめ直したい時
人生の節目で、今後どうやって生きていくべきかなど方向性を考えたい時にもモチベーショングラフは役に立つでしょう。
これまでの経験から学んだことや、これからの人生で何を大切にしたいのかを考える際の参考になります。
人生において、仕事を優先するのか、プライベートを優先するのか。会社に所属する働き方を選ぶのか、フリーランスとして働くのか。など様々なシチュエーションに落とし込むことができるでしょう。
モチベーショングラフは、使う目的に合わせて、書き出す内容を変えることで柔軟に活用できます。自分のモチベーションの動きを知るための手助けになってくれるはずです。
モチベーショングラフ 作成ツール
モチベーショングラフを作成するツールを用意しています。
入力欄に、モチベーション指数、年齢/年、出来事を入力し、グラフに追加すると、自身のモチベーショングラフが作成できます。
簡単に作成できるので、ぜひ活用してみてくださいね。
入力欄
- モチベーション指数:最大値 100 、最低値 -100で入力してください。
- 年齢/年:出来事が起きた年齢か年をどちらか入力してください。
- 出来事:もしベーションに影響を与えた出来事を入力してください。
あなたのモチベーションを高めた出来事
あなたのモチベーションを下げた出来事
モチベーショングラフの書き方
さきほど、モチベーショングラフを作成できるツールを紹介しましたが、ツールを使わない人のためにも、一般的なモチベーショングラフの書き方も説明していきましょう。
モチベーショングラフの書き方は、下記のようなステップで進めていくと良いでしょう。
縦軸に「モチベーション」、横軸に「時間」の2軸を設定する
まず、グラフの縦軸にはモチベーションの高さ(例えば、非常に低い、低い、普通、高い、非常に高いなど)、横軸には時間(年齢や特定の年)を設定しましょう。
これにより、これまでの出来事によるモチベーションの変化を視覚的に捉えることができます。
モチベーションが上下した過去の出来事を振り返る
次に、現在に至るまでの重要な出来事や経験を振り返り、それぞれの時期におけるモチベーションの変化をグラフに記入しましょう。
目的によって、ピックアップする出来事は変えても良いでしょう。
例えば、転職するときにモチベーショングラフを活用するのであれば、新卒で入社してからの仕事におけるモチベーションの変化に影響を与えた出来事にフォーカスを当てて書き出すと良いでしょう。
モチベーショングラフの「山」と「谷」の共通点を抽出する
モチベーションの高かった時期(山)と低かった時期(谷)が一目で分かりますので、山での共通点、谷での共通点やそれに関連する要因を分析してみましょう。
これにより、自分がどのような状況や要因でモチベーションが変化するかの傾向を把握することができるでしょう。
モチベーションを上下させる要素ややりがいを感じるパターンを言語化
最後に、モチベーションを上下させる要素や、やりがいを感じるパターンが何なのか言語化し、自己理解を深めましょう。
ここまでやりきることで、自分自身のモチベーションの源泉を理解できると思います。
全体のまとめ
この記事では、モチベーショングラフが役立つ場面や実際に使えるツール、書き方を紹介してきました。
他のサイトでは、Excelなどのテンプレートがダウンロードできますが、少し使いづらいかと思い、この記事内で作成できるようなツールを作成してみました。
このサイトで用意したツールを活用していただき、ぜひあなたのモチベーションの源泉を見つけ出してください。
モチベーションの源泉が見つけることができれば、後は自分自身が目指したい姿や目標を立てるだけです。
ぜひ、人生をより良い方向に、自分自身で導いてください。