勉強できる場所おすすめ11選|自身に合った勉強場所を見つけるためのポイントや注意点を解説!

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「自宅ではなかなか集中できない…」「外で勉強したいけれど、どこに行けばいいのか分からない…」と悩むビジネスパーソンは、意外と多いのではないでしょうか。自分に合ったお気に入りスポットを見つけることができれば、仕事終わりや休日の勉強に役立つでしょう。

しかし、「勉強できればどこでもいい」と考えるのは危険です。場所によっては勉強に集中できなかったり、却って効率が悪くなったりすることもあるので注意しましょう。

今回はビジネスパーソンにおすすめの勉強スポットを解説します。記事の後半では場所の選び方にも触れますので、ぜひチェックしてみてください。

ビジネスマンが勉強できる場所

早速、ビジネスマンが勉強できる場所をいくつか紹介していきます。

よく仕事で使われることの多い場所から、意外な勉強スポットまで幅広くピックアップしているので、参考にしてみましょう。

自宅

メリットデメリット
慣れ親しんだ場所で勉強できるテレビ・漫画・スマートフォンなどの誘惑が多い
利用料がかからない同居人に左右されやすい
外出の支度をする必要がない仕事向きの環境であるとは限らない
周りの目を気にしなくて済む光熱費がかかる

最もオーソドックスな勉強場所として挙げられるのが、自宅です。近年はテレワークを導入する会社が増えているので、日常的に自宅で仕事や勉強をする人も増えました。

外出の支度をする必要がないため、パジャマやリラックスウェアで勉強することもでき、思い立ったその瞬間に机に向かえるのも魅力です。

反対に、デメリットとなるのは自宅ならではの誘惑の多さです。

周りの目がないからこそ、いつの間にかテレビやインターネットを楽しんでしまったり、少し横になるだけのつもりが本格的に寝てしまうこともあるかもしれません。家族や恋人と同居していれば、相手の生活音が気になってしまうこともあるでしょう。

また、あくまでもプライベートな空間なので、仕事用のデスク・チェアや十分なインターネット回線速度があるとも限りません。いればいるだけ光熱費がかかり、夏冬は意外とお金がかかるのも盲点です。

カフェ

メリットデメリット
騒がしすぎない環境デスクが小さい
駅周辺にも住宅街にもある隣席との距離が狭い
雰囲気が良い人の出入りが多い
他にも勉強している人が多い長居しづらい

カフェは勉強しやすい場所とも言われており、周囲を見渡すと自分と同じく勉強している人を多く見かけるかもしれません。

騒がしすぎない程度に店内BGMが流れており、ソファー席からハイスツール席までラインナップも豊富です。景色の良いカフェであれば、気分もリフレッシュできるかもしれません。

一方、あくまでも手軽に飲食を楽しむための場所なので、勉強用の広いデスクがないケースも多いです。

コーヒーカップを置ける程度の小さなデスクしかなかったり、テキストを広げるのには不向きだったりするケースもあるので注意しましょう。

また、人の出入りが多いため長居しづらく、最長でも1時間程度しか居られないのもデメリットのひとつ。短時間だけ勉強したいときに使う場所として認識しておくことがポイントです。

コワーキングスペース

メリットデメリット
仕事・勉強に最適利用時間に応じてお金がかかる
雑音が少ない会員登録が必要
Wi-Fi・コンセント・複合機などが充実事前予約が必要
掃除が行き届いている店舗数が少ない

コワーキングスペースはテレワークする人向けの施設であり、仕事・勉強に最適です。利用する人のほとんどがビジネスマンなので治安もよく、騒がしくありません。ビジネスに必要な機材・環境が全て揃っているので、試してみましょう。

ただし、利用時間に応じてお金がかかること、事前の会員登録や予約が必要なケースが多いことがデメリットです。

また、店舗数が少なく、ほとんどのコワーキングスペースはビジネス街もしくはターミナルステーション周辺に集中しています。自宅近くで使える設備があるか、事前にチェックしておきましょう。

図書館・公民館

メリットデメリット
無料で使える利用時間が決められている場合がある
雑音が無く静か地区の住民でないと使えない場合がある
必要に応じて資料を使えるWi-Fiが完備されていない
デスクが広い休館日がある

地域の図書館・公民館は住民に対して開かれた場所であり、基本的に完全無料で使えます。自習室や個室を使う場合は料金がかかる場合もありますが、それでも一般的な会議室を借りるより非常に安価なので、活用してみましょう。

静かにするよう指導されている場でもあるので雑音が少なく、必要に応じて図書館の本・資料を閲覧できるのも魅力です。場合によっては資格試験用の過去問まで取り揃えている図書館もあるので、チェックしてみるのをおすすめします。

デメリットとして、地区の住民でないと自習室を使えない場合がある点です。あらかじめ利用登録が必要だったり、地域外の住民は利用時間に制限があったり、場所ごとにルールが異なるので事前に確認しておくとよいでしょう。

また、Wi-Fiやコンセントがないケースも多く、休館日も多いので注意が必要です。

インターネットカフェ

メリットデメリット
完全個室で勉強できる利用時間に応じてお金がかかる
オープン席もあるインターネットや漫画の誘惑が多い
長居できる照明が不足している場合がある
セットパックを使えばお得に使える家の近くにあるとは限らない

インターネットカフェは完全個室が整備されており、自宅のようなリラックスした雰囲気で勉強できます。

「〇時間パック」などのセットパックを使えば思ったより安く利用できることも多く、場合によっては休みの日を丸々インターネットカフェで過ごすこともできるので、長居したいときに活用しましょう。

一方、インターネットや漫画の誘惑が多いので注意が必要です。あえて周りの目が欲しいときはオープン席を活用するなど工夫し、集中力を高めましょう。

また、場所によっては照明が暗めに設定されていて、書き物に向かない可能性もあります。

カラオケ店

メリットデメリット
完全個室・完全防音で勉強できる利用時間に応じてお金がかかる
デスクが広い隣の音が気になる可能性がある
無駄な誘惑がない利用時間が限られている場合がある
好みに合わせて空調を変えられる席を確保できるとは限らない

カラオケ店は、完全個室・完全防音が徹底されているので、周りの目を気にする必要がありません。英会話など発音しながら勉強したいときでも使いやすく、なかには楽器のレッスンをしている利用客もいます。

好みに合わせて空調を変えられるのも、カラオケ店ならではのメリットと言えるでしょう。

一方、混雑状況によっては利用できる上限時間が設けられる場合があります。日によっては満室だったり、隣の大音量がどうしても漏れ聞こえてしまって気が散ったりすることもあるので、空いていそうな日を狙って利用するのがポイントです。

ファミリーレストラン

メリットデメリット
デスクが広いランチ帯・ディナー帯は混雑する
ドリンクバーがある雑音が多い
がっつりした食事からデザートまで楽しめる飲食代が高くなりがち
複数人でも使える長居しづらい

ファミリーレストランは、デスクの広さと食事ラインナップの多さが魅力な場所です。

ドリンクバーがあるので、空いているときであれば格安で長時間利用できます。

複数人でも使えるスペースがあり、家族・同僚・恋人と協力しながら勉強したいときに活用しやすい場所とも言えるでしょう。

反面、ランチ帯・ディナー帯は混雑しやすく、明らかに勉強している人がいると利用時間に応じて退店をお願いされるケースがあるので注意が必要です。

思い切り飲食しすぎて予想以上にお金がかかったり、食後に眠くなって勉強に身が入らなくなったりすることもあるので、常用には向きません。

他のお客さんの会話やチャイムなどの機械音も多く、雑音が多いと集中できない人には向いていないのもデメリットです。

ファーストフード

メリットデメリット
安価に使えるエリアの性質に使い心地が左右される
深夜早朝でも使える席を確保できるとは限らない
多店舗展開している隣席との距離が狭い
適度な雑音がある勉強禁止のファーストフードがある

ファーストフード店は都心の駅周辺であれば必ずあるので、思い立った瞬間に勉強できるのがメリットです。

コーヒーなど飲み物であれば100円程度から利用でき、外でありながら安価に活用できることから、ビジネスマンだけでなく学生や主婦の勉強場所としても定着しました。24時間営業であれば深夜早朝でも使えるなど、利便性が高くなっています。

一方、勉強禁止のファーストフードもあります。特に大学・高校から近いファーストフードや、来店客数の多いターミナル駅近くのファーストフードは要注意です。

混雑する時間帯は特に長居しづらく、利用時間に応じて追加注文しないと気まずくなるかもしれません。

また、オフィス街のファーストフードであればひとり利用客が多いですが、学生街近くであればざわつきやすいなど、エリアの性質を受けやすい点にも注目です。

公園

メリットデメリット
開放感がある雨の日は使えない
無料で使えるベンチやテーブルが空いているとは限らない
気分転換しやすい夏・冬には向かない
アイディア出しに最適虫がいる

意外な勉強スポットとして、公園が挙げられます。完全無料で使えること、開放感があるのでアイディア出しやリフレッシュしながらの勉強に向いていることが大きな利点として注目されるようになりました。

大きな自然公園などであればレジャーシートを敷いて勉強することもでき、時間を気にする必要もありません。

ただし、東屋のように屋根のある場所でない限り、雨の日には使えません。夏の暑さ・冬の寒さなども大敵となるため、気候の良い日に限定されることを覚えておきましょう。

電車・バス

メリットデメリット
隙間時間を効率よく活用できる短時間しか勉強できない
余分なお金がかからないデスクがない
適度な雑音がある書き物には向かない

電車・バスなどの公共交通機関に乗っている時間を有効活用し、勉強する方法もあります。勉強するためだけにかかるお金がなくコスパがいいこと、乗っている時間中は無理矢理集中できることなども利点となりました。

一方、電車やバスが目的地に着いたら降りなくてはいけないため、キリが悪くても一度終了する必要があります。デスクがないため書き物には向かず、スマホ・タブレットの画面やイヤホンからの音声を中心に学ぶ必要があるので事前に準備しておきましょう。

例えば、オーディオブックなどを活用して、耳で聴く読書をするのも良いでしょうし、STUDYingやグロービス学び放題などの動画サービスを利用して動画を通して勉強してみるのはいかがでしょうか?

STUDYingに関しては、他の記事でご紹介していますので、電車・バスなどの移動時間を勉強時間として有効活用したい方はぜひご覧ください。

スーパー銭湯

メリットデメリット
お風呂でリラックスできる利用料金が高い
食事やマッサージも楽しめるタオルの持参が必要な場合がある
仕事専用スペースがある場合があるリフレッシュ時間が多くなりがち

コワーキングスペースが常設されているスーパー銭湯もあるので、近隣のスポットをチェックしてみましょう。熱いお湯に使って気持ちを切り替えたり、疲れた体を癒したりできるのが魅力です。

館内着を貸し出ししてくれる場所であれば、パジャマのようなリラックスした服で勉強できます。

ただし、お風呂がセットになっているので利用料金が高めであり、自宅近くにないケースもあるので注意しましょう。うっかりお風呂につかりすぎて勉強時間が取れなくなるなど、リフレッシュばかりな1日になりがちなのもデメリットです。

勉強できる場所を選ぶときのポイント

ここでは、勉強できる場所を選ぶときのポイントを解説します。場所選びに迷ったときは下記を基準にしながら、自分に合うか検討することが大切です。

長居できるか

長居できる場所であれば、勉強が波に乗ったときでも周りを気にすることなく集中できます。

反対に、長居できない場所では混雑状況に応じて退店を促されたり、気まずくなったりすることもあるので注意しましょう。

最初から短時間の利用しか検討していないのであればどこでも問題ありませんが、ある程度しっかり腰を据えて勉強したいときは要注意です。

利用料・飲食代がかかるか

施設ごとに利用料がかかるケースがあるため、「何時間使った場合にいくらかかるか」を事前に調べておきましょう。

また、利用時間数に応じて課金されない場合でも、カフェやファミリーレストランであれば飲食代がかかります。

明らかに混雑してきたときは追加でオーダーするなど店側に配慮する必要もあり、予想以上に飲食代が膨らんでしまうことも少なくありません。

なかには完全無料で利用できる公園・図書館・公民館などもあるので、活用していきましょう。

事前に予約する必要があるか

事前に予約する必要がある場合、突然出向いても断られてしまう可能性があります。

会員登録が必要な場合、初回登録料がかかるケースもあるので注意しましょう。

また、「キリが悪いから延長したい」と申し出ても空き状況次第ではできないことも多いです。

特にコワーキングスペースやカラオケ店を使う場合、およそ何時間使いたいかを事前に計算のうえ、フロントに使えておくのが理想です。

コンセントがあるか

パソコン・スマートフォン・タブレットを使って勉強する場合、コンセントの有無を確認する必要があります。

近年はコンセント完備のファーストフード・カフェ・ファミリーレストランが増えていますが、全ての席に希望するコンセント数が必ずあるとは限りません。

また、コンセント席は店舗中央のオープン席に限られているなど、環境が制限されやすいのも課題です。

集中しやすく、かつコンセントの心配が要らない場所を希望するのであれば、コワーキングスペースやインターネットカフェなど勉強に最適な場所を活用しましょう。

デスクが広いか

デスクが広いと、パソコンとマウスを同時に使えたり、複数のテキストやノートを広げたりできるのでおすすめです。

また、複数人で勉強する場合もある程度デスクの広さがないと却ってやりづらくなるので、注意しましょう。デスクが広いのは、ファミリーレストラン・インターネットカフェ・コワーキングスペースなどです。

反対に、公園・電車・バスなどにはデスクがないのを前提にイメージしておきましょう。

自宅やオフィスから近いか

自宅やオフィスから近い場所であれば、移動時間を最小限に抑えられます。

その分、勉強に割ける時間を確保しやすく、毎週末など定期的に利用しやすくもなるので、迷ったときは近い場所を選定してみましょう。

交通費を浮かすメリットもあり、学習の習慣づけに役立ちます。

使いたい時間帯に使えるか

使いたい時間帯に使えるかも、学習環境を整える重要なポイントです。特に、仕事が忙しくて勉強時間が深夜早朝になりがちな方や、休みが不定期な方はチェックしておきましょう。

市区町村が運営している公的施設は、深夜早朝・土日祝日に開いていないことがほとんどです。

また、昼に混みやすいファミリーレストランや、金曜夜に混みやすいカラオケ店など、場所ごとの性質を知っておくのもおすすめです。

雑音が多すぎないか

適度な雑音は集中力アップに最適といわれていますが、雑音が多すぎるのは問題です。

勉強に集中できないくらい絶えず音が鳴る場所や、カラオケ店のように隣室から大音量が流れてくる可能性がある場所には注意しておきましょう。

どうしても雑音が気になりそうであればノイズキャンセリングイヤホンを用意するなど、対策しておくのがおすすめです。

ほぼ無音の方が集中できるタイプの方は、コワーキングスペースや図書館など静かな場所を選定する必要があります。

勉強を妨げる誘惑がないか

「自宅ではついテレビや漫画に手が伸びてしまう」という方は、外の誘惑にも気をつけましょう。インターネットカフェやカラオケ店には誘惑が多く、つい遊んでしまう危険性があります。

近年は漫画を充実させているスーパー銭湯なども増えているので、活用するのであればなるべく視界に入らない場所を使うとよいでしょう。

場所を借りて勉強するときの注意点

最後に、場所を借りて勉強するときの注意点を解説します。自分だけでなく周りの客や店舗側の都合にも配慮し、お互いに気持ちよく使えるよう対策しておきましょう。

混雑状況に配慮して退席する

自分が1時間を超えて滞在している場合は、混雑状況に配慮して退席する覚悟も必要です。特に飲食を前提にしているカフェ・ファーストフード・ファミリーレストランなどでは、食事する人を優先していきましょう。

また、スーパー銭湯のオープンスペースや公園の東屋なども、ひとりで独占し続けないよう気を付けることが大切です。勉強に集中しているとつい周りの視線を見落としてしまいがちなので、定期的に見回すよう意識しておきましょう。

勉強禁止の場所は使わない

当たり前のルールとして、勉強禁止の場所は使わないようにしましょう。時間帯によって混雑する場所では、利用時間に上限を設けていたりそもそも勉強を禁止していたりする場合があります。

「店員に注意されるまでは大丈夫だろう」「周りにも同じように勉強している人がいるから平気だろう」と安易に考えず、場所を借りる側のルールとして徹底する必要があります。

時間と効率を意識して勉強する

外で勉強する場合、可能な限り高いパフォーマンスを得るために時間と効率を意識することが大切です。リラックスできる場所であれば集中力が上がりやすく、思わぬスピードで勉強が進むかもしれません。

自宅にはない設備を使える場所であれば、短時間でも効率よく勉強できます。時間の長さやリラックスの度合いだけでなく、どちらもバランスよく取ることが勉強するうえで必須なのを覚えておきましょう。

まとめ

外の設備を借りることができれば、自宅以外でも手軽に勉強できます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、まずは自分が集中しやすい環境を探してみるところから始めましょう。

その後は「その日やりたいこと」を可視化したうえで勉強を始め、高い能率にしていくことが大切です。