どうしてもモチベーションが上がらない…。朝起きた時から、憂鬱な気分でオフィスに向かうのが嫌になって、休むための理由を考えてしまう。
あなたにも、そんな経験はありませんか?
仕事へのモチベーションは、私たちの生産性やクリエイティビティ、効率性だけでなく、職場への満足感、エンゲージメントに直結しています。
だからこそ、モチベーションの低下は、単なる一時的なやる気の低下ではなく、私たちのキャリアや成果に大きな影響を及ぼす可能性をはらんでいます。
そして、モチベーションが下がる原因は人それぞれ違うでしょう。
疲れが溜まっているのか、環境が合っていないのか、はたまた仕事自体に問題があるのかもしれません。
この記事では、仕事におけるモチベーションの低下に対する様々な原因を探り、それに対処する方法を紹介します。
自分のやる気がなぜ下がってしまうのか、どうやって元気を取り戻すことができるのか、具体的なアプローチを通じて、一緒に考えていきましょう。
仕事に対してモチベーションが上がらないよくある原因
職場でのモチベーションが低下する原因は人によって様々です。
単に仕事量が多いからという単純な理由だけではなく、心理面、環境面、さらには個人的な要因によるものかもしれません。
ここでは、よくある原因をいくつか挙げ、その背景にある状況を取り上げてみましょう。
心身ともに疲れが溜まっている
新型コロナが流行って以降は、仕事の疲れは、単に肉体的なものだけでなく、精神的な疲れも溜まりやすくなっています。
リモートワークが普及したことで、時間効率は上がっているものの、チームメンバーとの雑談をする機会も減っているため、1人で考え混んでしまう時間も増えているでしょう。
また、リモートワークが浸透する中で、運動不足になってしまいがちな職場環境になってきています。
これらは、中々モチベーションが上がらない要因の一つと言えます。
働く環境や人との相性が合っていない
オフィスの雰囲気や同僚との人間関係、上司とのコミュニケーションなど、働く環境は私たちのモチベーションに大きく影響します。
人との相性が合わない、あるいは職場の文化や価値観になじめないことは、内面的なストレスとなり、モチベーションが下がる原因になってしまいます。
仕事がマンネリ化している
毎日同じような業務を繰り返すことも、仕事に対する新鮮さや自分自身の成長を感じることができないために、マンネリ化してしまいます。
業務の中で、新しく挑戦することや変化がない環境のままでは、モチベーションの低下につながってしまうでしょう。
仕事に意義を見出せていない
仕事のモチベーションを上げるために重要なのは、自分の仕事の成果がどのような意味を持つのかを理解し、自身が納得していることです。
自分は仕事を通して、どんなことを実現したいのか、どのような形でチームや組織に貢献しているのか、その意義をしっかりと理解し、実現できていないと、仕事へのモチベーションは低下してしまうでしょう。
プライベートで悩みを抱えている
例えば、家族の問題、健康上の悩み、金銭的な不安など、プライベートの状況によっても、仕事のモチベーションは影響されてしまいます。
付き合っていた人と別れてしまった次の日には、仕事のモチベーションも下がってしまうことはイメージできますよね…。
成果に対して、正しい評価や報酬が得られない
また、頑張った仕事に対して、上司から正しく評価されていないことで、年収が上がらないと感じることもあるかもしれません。
そんな時にも、モチベーションは下がってしまうでしょう。特に、インセンティブで評価される営業職として働いている人は、正しい評価を受けなければ、フラストレーションが溜まってしまいますよね。
また、管理部門など売上を立たせる部門ではない部署で働く人なども同様で、会社内のインフラとして業務にあたっているため、できて当たり前であり、できなかったときのマイナス評価のみとなることもあるので、モチベーションは下がってしまいがちですね。
仕事のモチベーションを上げるための方法やコツ
では、ここからは具体的に仕事のモチベーションを高めるための方法を紹介していきましょう。
先ほど紹介したモチベーションが上がらない理由ごとにモチベーションを上げるための方法を紹介していきます。
モチベーションが上がらない理由 | モチベーションを上げるための方法 |
---|---|
心身ともに疲れが溜まっている | メリハリをつけて、しっかりと休息をとる |
働く環境や人との相性が合っていない | 異動や転職など、働く環境を変える |
仕事がマンネリ化している | 異動や転職など、働く環境を変える 仕事の目標を立てる モチベーショングラフを作成する |
仕事に意義を見出せていない | 異動や転職など、働く環境を変える 仕事の目標を立てる モチベーショングラフを作成する |
プライベートで悩みを抱えている | プライベートに余裕を持てるように計画を立てる |
成果に対して、正しい評価や報酬が得られない | 上司や同僚からフィードバックをもらう 異動や転職など、働く環境を変える |
メリハリをつけて、しっかりと休息をとる
疲れているときは、しっかりと休みを取りましょう。リモートワークが普及した現代では、仕事とプライベートの境界があいまいになりがちです。
SlackやChatworkでのメッセージも、会社支給のiPhoneやパソコンが身近にあることでいつでも確認できて、通知も飛んでくるため、休憩中も状況が気になってしまい、気が休まることが無いでしょう。
そんな時は、休憩時間中、極力、会社支給のiPhoneやパソコンが目に入らないようにしましょう。仕事と休憩の時間を明確に分け、しっかりとリフレッシュすることが大切です。
また、そもそも休日でも、仕事のことが気になってしまい、しっかりと休めていない人もいるでしょう。
休日は休日ですので、しっかりとカラダを休めて、休み明けにしっかりと仕事でパフォーマンスを発揮できるように準備をすることがデキるビジネスパーソンに必要な要素です。
プライベートに余裕を持てるように計画を立てる
そもそも忙し過ぎるために、心身ともに休ませたくても休ませられない人もいるかもしれません。
そんな方は、前以って休みの日の計画を立ててしまい、リフレッシュするためのスケジュールを押さえてしまうことをおススメします。
仕事中心になっている人は、リフレッシュするために休むことをためらいがちですが、カラダは長年付き合っていく資本です。カラダと心を大切にしましょう。
異動や転職など、働く環境を変える
職場の雰囲気や人間関係が原因でモチベーションが低下している場合、部署の異動や転職を検討することも一つの解決策となるでしょう。
新しい職場環境では、求められるスキルも違えば、人間関係も一から築くことが必要になります。
自身の価値観に合う職場や人との出会いを求めることはごく自然なことですし、現状に不満があるのであれば、なおさら試す価値があるアクションとなります。
いきなり転職をすることは難しいでしょうから、まずは社内での異動ができないか人事に相談するか、異動の公募が無いか確認してみると良いでしょう。
仕事の目標を立てる
仕事がマンネリ化していたり、意義が見出せない時には、仕事の目標を立ててみると良いでしょう。
これは、会社内での正式な評価目標でも良いですが、個人的な目標を立ててみるとより自分事化できるので、個人的な目標を立てることをおススメします。
ただもちろん、仕事と全く関係のない個人目標を立ててしまえば、それこそもっと仕事へのモチベーションが下がってしまうので、仕事に関連する目標を設定すべきです。
例えば、転職エージェントで働くキャリアアドバイザーの方だとすれば、キャリアコンサルタントの国家資格を取得することを目標にする、というのも良いでしょう。
仕事においても役に立つだけでなく、自身の市場価値を高めることにつながる個人目標を立てると、仕事へのモチベーションを上げることができるでしょう。
上司や同僚からフィードバックをもらう
正しい評価を得られていないと感じている場合は、まずは上司や同僚に相談してみましょう。
自身の仕事ぶりは、職場のメンバーとしてはどう映っているのか客観的に意見をもらうことで、自身の評価と周りの評価に違いが無いかを把握することができるでしょう。
もしかすると、自身を過大評価していたり、求められていることがズレていることもあるかもしれません。
その場合は、いくら自分なりの努力をしても、上司やチームが求めている努力や成果でなければ評価は高まらないでしょう。
この点を見直すためにも、周りからのフィードバックをもらうことはとても大切です。
モチベーショングラフを作成してみる
自分自身のモチベーションの源泉を知りたい方はモチベーショングラフを作成してみるのも良いでしょう。
モチベーショングラフとは、自身のモチベーションがどんな出来事で、どう影響を受けたのかについて時系列に並べる、自己理解を深めるために使える分析ツールです。
下記の記事で簡単にモチベーショングラフを作成できますので、自分自身のモチベーションの源泉はどこにあるのか、分析してみるのも良いでしょう。
全体のまとめ
ここまで、「モチベーションが上がらない」という方のために、よくあるモチベーションが上がらない理由や対処法について紹介してきました。
モチベーションが上がらない理由はさまざま存在しますが、どんな理由であれ、モチベーションが下がってしまえば、仕事のパフォーマンスはどうしても下がってしまいます。
もし、自身が変わることでモチベーションを上げることができるのであれば、ここで紹介したようなアクションを自ら取っていくべきでしょう。
モチベーションを上げる上で転職は良い選択肢になる!
モチベーションが上がらない理由が、環境面にあるのであれば、転職するという手段はとても良い選択肢になるでしょう。
筆者自身も2回ほど転職を経験しており、転職をすることで、環境の変化や求められるスキルの幅が広がったことで、モチベーションを上げるだけでなく、スキルアップや人間関係の幅が広がりました。
そして、27歳の時に転職したときは、年収も350万円程度から500万円程度まで約150万円も上げることもできました。
正直、大した年収ではありませんが、アクションをするだけで、より臨む環境を自分自身で手に入れることができる世の中であり、それをサポートしてくれる様々な転職支援サービスが存在しています。
私自身はDODAを使って転職しましたが、転職エージェントは担当してもらうアドバイザーによって大きく変わってきます。
ただ、DODAには多くのアドバイザーが所属しており、担当アドバイザーが自身に合わないなと思った場合でも、変更してもらうことができます。
公開している求人も非常に豊富なので、良い求人を紹介してくれ、自身の可能性を広げてくれるはずです。